医療保険

 アメリカは先進国としては唯一、国民皆保険制度がひかれていない国です。そのため、医療費は基本的には全額自己負担をするか、個人もしくは勤務先を通じて民間の医療保険に加入し、保険でカバーすることになっています。

 例外として、65歳以上の高齢者、身体障害者、慢性腎不全患者を対象としたメディケア、低所得者を対象としたメディケイドの2つの保険が連邦政府または州政府によって提供されています。

 これらの保険は誰もが入れるわけではなく、それぞれ対象が決まっています。詳細は下記をご参照ください。

<メディケアとは>

 メディケアは、高齢者(65歳以上)と身体障害者(年齢不問)、慢性腎不全患者(透析か腎臓移植を必要としている人、年齢不問)を対象とした医療保険で、連邦政府が管轄しています。メディケアを受給するには、メディケアタックスを10年以上納めていなければなりません。受給資格に達していない人は、メディケアパートAの加入費($234または$426/月。 メディケアタックスの支払い期間によります。2011年1月現在)を払うことで、メディケア のパートAに加入することが出来ます(パートB、パートDの 月額保険料が別途かかります)。

 メディケアは基本的にパートA、パートB、パートDの3つのパートに分かれています。それぞれの違いについては以下となります。

<2014年度> 

名称 カバーする内容 保険費
パートA 入院に関わる費用(ベット代、治療費など)、ナーシングケア(養護、長期的介護を除く)、一部の在宅ケア $0もしくは
$234、$426*
パートB 外来に関わる費用(診察代、検査費、セラピー、一部の在宅ケア) $104.90**
パートD 処方箋薬(Brand & Generic) $20−50(平均)
*ご本人または配偶者が働いているときにメディケアタックスを支払っていた方は無料です。働いている期間が短い方、メディケアタックスの支払いポイントが基準に達していない方は月額の保険費を払うことでパートAに加入できます。

**高額所得者(年収8万5千ドル以上、夫婦の場合17万ドル以上)は、 メディケアパートBの月額保険費が規定より高額になりました。くわしくは1-800-MEDICARE(1-800-633-4227)にお電話ください。


メディケアの変更についてのお知らせ
2014年度のメディケア保険費について


メディケアは65歳以上の方を対象とした医療保険です。2014年の保険費(基本となるプランのみ)について、簡単にご紹介をいたします。
Medicare 2014
  Part A Part B Part D


Hospital Insurance
入院に関わる費用、
ナーシングケア
Medical Insurance
外来診療に関わる費用、
セラピー
Prescription
処方箋薬

Monthly Premium

月額の保険費


0 *1

$104.90 if your income is $85,000 or less (or for joint filers, your joint income is $170,000 or less). Depends on your insurance plan. ご自身で選択・加入した保険のプランによります(平均$20-50

Deductible

(一年間に一度、初めて入院、診察を受けるときに払う金額です)

$1,216.00 per benefit period (or "spell of illness")一承認期間につき $147.00 per calendar year *2
ご自身で選択・加入した保険のプランによります

Coinsurance

(承認期間を過ぎた入院や、治療のたびにかかる金額です)

Hospital:
Days 1-60 : $0 per day Days 61-90: $304.00/day
Days 91-150: $608.00/day
You will have to pay all hospital costs beginning day 151 and beyond, or after all your lifetime reserve days (60 days) are used.
入院の場合
1−60日目:$0
61日目−90日目:$304
91日目−150日目:$608
151日目以降は自己負担Skilled Nursing Facilities*3:

Days 1-20: $0 per day.
Days 21-100: $152.00/day
You will have to pay all Skilled Nursing Facility costs beginning day 101 and beyond.
ナーシングホームの費用
1―20日目:$0
21日目−100日目: $152.00
101日目以降は自己負担
You pay 20% of the Medicare-approved amount for services.
メディケアによって承認された医療費の20%
ご自身で選択・加入した保険のプランによります
**NYS EPIC
MedicareRx(PDP) of United Healthcare, United, AARP, and Private insurance Companies.
民間の医療保険会社やAARPといったNPO、またはNY州政府 EPIC
JAA has application form for EPIC.
Contact Social Security Office

Social Security Office

** contact private insurance co. or EPIC

*1:Part A premium is $234 per month for people having 30-39 quarters of Medicare covered employment and $426 per month for people who have 29 or less quarters of Medicare-covered employment.
ご本人もしくは配偶者の米国での勤務年数(=メディケアタックスを納めていた期間)が7.5年以上10年未満の場合には$234、7.5年未満の場合には$426がかかります。 
*2:If your incomes is above $85, 000 (single) or $170,000 (married couple), your Medicare part B premium maybe higher. ただし、高額所得者(個人の場合で$85,000以上、夫婦の場合で$170,000以上)の場合には、規定より高額の保険費が請求されます.。
*3:For this benefit, Medicare requires that the patient be hospitalized for at least three (3) consecutive days, excluding the day of discharge, prior to being admitted into the Skilled Nursing Facility. 病院からナーシングホームに移転するとき、病院での最後の3日間と、移動日はメディケアが負担します。
ヘレン・イリエ弁護士監修 this is advised by Helen Irie, Esq.


 メディケアパートDは2006年1月に導入された新しいプログラムで、処方箋薬(Brand、Generic)をカバーします。パートDへの加入は義務となっており、65歳の誕生日を迎える前後3ヶ月間の間にパートDの保険を選択、加入しなければなりません。もし加入が遅れると、次の申込期間(年一回程度)まで加入ができないと同時に、加入したときにペナルティーを払わなければなりません。

 パートDは、各保険会社(民間保険会社がほとんど。NY州やAARPといった非営利団体もパートD用の保険を販売)にお問い合わせ下さい。代表的な会社は以下になります。

Medicare
http://www.medicare.gov

NY State (EPIC)

http://www.health.state.ny.us/health_care/epic
Tel.: 800-332-3742

AARP
http://www.aarp.org
Tel.: 888-OUR-AARP (888-687-2277)

SecureHorizons (Oxford Medicare Advantage)
https://www.securehorizons.com

日本大使館(The Japanese Americans' Care Fund)
メディケアの概要、その他
http://www.embjapan.org/j/html/genchi/
us_ssn_medicare.htm

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<メディケイドとは>

 メディケイドは一定収入以下の方のための医療保険で、連邦政府の援助を受け、州政府が管轄するプログラムです。基本的に受給資格があるのは、

1:アメリカ市民
2:グリーンカード保持者


となっています。また、緊急時にはステータスに関わらずメディケイドを申請できるシステムを用意している州もあります(Emergency Medicaidと呼ばれます)。詳しくはお住まいの州のウェブサイトをご参照下さい。

*Emergency Medicaidは誰もが必ず受けられるわけではありません。近年、Emergency Medicaidを当てにして手術や治療を受けたけれども、手術後、治療後にMedicaidがおりなかった ため、多額の負債を抱えたケースが報告されています。ご注意ください。

 メディケイドはもともと、母子家庭を救済する目的で作られましたが、現在では障害者や高齢者を中心に、年齢に関わりなく基準を満たした個人に支給されます。メディケイドはメディケア(連邦政府が管轄する、高齢者用医療保険)と異なり、州ごとに若干規定が異なります(例:月の収入額など)。また、名称が異なる場合もあります(例:カリフォルニア州→Medical)。

 メディケイドには様々な種類(ランク)があり、個々人の収入や疾病の種類、どういった治療が必要かによって、あてはまるメディケイドが異なります。例えば外来だけをカバーするメディケイド、入院だけをカバーするメディケイド、入院、外来すべてをカバーするメディケイドなどです。詳細は、それぞれの州にお問い合わせください。

Center for Medicare and Medicaid Services
メディケイドに関する情報
http://www.cms.hhs.gov/home/medicaid.asp

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<民間の医療保険>

 アメリカの場合、低所得者、身体障害者などや65歳以上の高齢者を除き、公的な医療保険は存在しません。そのため、個人は民間の医療保険に加入することになります。

 加入の方法としては、勤務先を通じて医療保険に加入する方法と個人で加入する方法の2つに分かれます。勤務先を通じて加入する場合、保険会社やカバー率については、勤務先にお問い合わせ下さい。

個人で加入をされる方は、加入前に以下の点について確認してください。

1 会社の名前、連絡先、担当者
2 何をカバーするか(外来、検査、入院、看護、処方箋薬、
看護・介護機器、リハビリテーション、その他)
3 いくらまでカバーするか(例:処方箋薬は3000ドルまで、など)
4 どこの病院で使えるか
5 どこの州で使えるか
6 海外(日本など)で使えるか
7 料金(保険費とコペイ)

 一般的に、安い健康保険はカバー率が低いため、万が一大きな事故、病気をされたときの自己負担率が高くなります。
 

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<リンク>

 高齢者問題協議会は、以下の団体と契約などを結んでおりません。そのため、トラブル等の対応はしかねますので、ご注意ください。医療保険に加入される場合は、プランの内容をよくご検討され、納得してから加入をお決めください。

Aetna:
http://www.aetna.com/index.htm

Anthem Blue Cross and Blue Shield:
http://www.anthem.com

Empire Blue Cross and Blue Shield:
http://www.empireblue.com

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